2018年5月10日木曜日

なんでもいいよ、あなたが決めて。

こんにちは。三影🌈です。

寒い。
雨も降ってますが、午後には晴れて
少し暖かくなってくるようです。


昔の同僚の話をします。

A子さん、仕事もできるし周囲に好かれる良い人です。

2年つきあっている彼がいました。
最初はスキー(時代がわかりますね)に行ったり、
ディズニーランドに行ったり、
楽しく交際していました。

が、いつの頃からか、

彼のアパートで週末一緒に過ごすだけ、
のデートに変わっていきました。

土曜日、A子さんが彼のアパートに行き、
掃除洗濯、ご飯を作ります。
彼は寝そべってTVを見ているだけ。
会話もほとんどない。

どこかへ行こうよ、と誘っても
「え~、面倒くさい」と断られます。

仕事が忙しくて疲れてるんだから仕方ない、
と、A子さんは無理やり思い込んでいました。

それに、20代後半、結婚したかったのです。

そのうち、彼が転勤することになりました。

新幹線で2時間かかる場所です。

彼は、この機会に結婚しよう、とは言いませんでした。
また、別れよう、とも言いませんでした。

なので、A子さんは、また週末ごとに、
新幹線で彼のアパートに通い、
1週間分の掃除洗濯、そしてご飯を作りました。

1年経った頃、さすがのA子さんも疲れ、
「別れた方がいいの?」と彼に聞きました。
彼の答えは「どっちでも」

・・・その話をA子さんから聞いた私たちは憤りました。
「ひどい!」「なんなの、その男!」
「別れて正解」「なぜもっと早く気づかなかったの」

(A子さんはその後、友人の紹介で良い縁に恵まれ、
今では幸せになっています。)

実は私も、A子さんほど忍耐強くないので長続きしませんでしたが、
似たような経験があります。
私の場合は、今では、”これだけやってあげてるんだから、
感謝してくれるだろう”的思考だとわかります。


・・・A子さんの彼の立場で考えてみます。

知り合った当初、生き生きしていて、
優しい気配りのできるA子さんに惹かれました。

遊園地に行ったり小旅行をしたり、
それなりに楽しく過ごしましたが、
だんだんしんどくなっていきます。

なぜなら、どこで何をする、何時に待ち合わせ、
といったデートの段取りが、
すべて彼にかかってきていたからです。

A子さんは「どこでもいいよ」「何時でもいいよ」
と言うタイプ。
私が合わせるから、あなたの都合のいいように決めてください。
A子さんにしてみると、やさしさのつもりです。

でも彼にしてみると、一方的に責任を負わされてる感じ。

A子さんは、どこでもいいよ♡と言うので、
どういうデートが好みなのか、まったくわかりません。

最初は頑張ってA子さんが喜びそうなデートを考えましたが、
ネタが尽きてくる頃に、一気に面倒になりました。

加えて、相手が絶対に反対意見を言わないので、
まるで独裁者のような気分にさせられ、
居心地が悪い。

一度、どこにも出かけずにアパートでダラダラ過ごしてみたら、
A子さんが何から何までやってくれて、
とても助かりました。

そうなると、どうしても自分が楽な方に流れます。

彼もA子さんが嫌いではありません。
そろそろ結婚を意識してもいます。

でも、「結婚しよう」と口にしたら、
またあの「なんでもいいよ、あなたが決めて」と
自分が決定権を持つ重さを感じなければなりません。

「別れよう」とも言えません。
これだけ自分に尽くしてくれる人です。
万一A子さんが別れたくないと言ったら、
彼は非情になることもできません。

A子さんが「別れた方がいいの」と口にしたとき、
彼はほっとしたかもしれません。
でも、ここで「そうしよう」と返してしまうと、
既に愛情がなかった、
家事をさせるためにA子さんを利用した、
と取られてしまうと考え、
「どっちでも」という答えになってしまった。。。


・・・ということだったのかもしれません。(違うかもしれません)

お互い嫌いではなかったのです。
3年以上つきあったのですから、
一緒にいて苦痛ではなかったのでしょう。

どちらかが、あるいはお互いが、
現状を変えようと一歩踏み出していたら、
結果は違ったように思えます。


この記事を読んでくださったみなさんは、
自分だったら、どのようにすると思いますか。





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2018年4月26日木曜日

人との縁。

こんにちは。三影🌈です。


人の縁とはわからないものですね。

もう会うことはないだろうな、と思っている人と再会したり、
たった1回会っただけの方が、
大きな仕事につながるような人脈をつないでくれたり。


昔の友人Yさん、しょっちゅう、足をひねって捻挫していました。
クセになってしまっていたようです。

ある朝、駅のホームでやってしまい、
そのまま転んでしまったそうです。

やだ、恥ずかしい、と思う間もなく、
「大丈夫ですか?」と手を差し伸べてくれたイケメンくん。
たいていの人は見て見ぬふりですし、
「そんな優しい男性に会ったことなかった」ので、
Yさんはとても感激しました。

なんとか立ち上がり、お礼を言って別れたのですが、
なんとその日の帰り、また同じホームでばったり。

「お礼させてください」と食事に誘い
そのレストランでまた転んでしまった。
(↑なぜ??とお思いでしょうが、
彼女はファッションに命かけてる?ので、
高いヒールの靴しか履かないのです)

今までの彼氏だと、
「なにやってんだよ」と冷たく突き放されてきたYさん、
そのイケメンくんにも呆れられたに違いないと、
おそるおそる見上げると、
そこには、腹を抱えて笑うイケメンくんが。

Yさんが「この人しかいない!」と思うのも無理ありません。

二人はめでたく結婚しました。

ある日突然!の、漫画みたいな展開ですが、事実なんです。

ちなみに、最初はたいそうなイケメンに見えていたそうですが、
つきあい始めてみると、それほど整った顔立ちでもないのに気付きました。
なぜイケメン!と思い込んだのかは謎です。

あれほどこだわったハイヒールも履かなくなったそうです。


なんだかね、そういう不思議な縁(えにし)の話を聞くたびに
誰だかわからないけれど、
ずっと高いところから、人間たちを駒のようにして、
人生ゲームをやっている方々がいるんじゃないの??って
思えてしまいます。

この人間とこっちの人間をカップリングさせよう、
そのためにこういうルートを通してこういう経験をさせておこう、
こういうクセを持たせておこう、
このタイミングで、ここで出会うようにしよう、
なんてね。




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          バラ ンガン新宿店  毎週木曜日・金曜日出演  三影🌈







明日はお休みです。

こんにちは。三影🌈です。

昨日の大雨から一転、今日はさわやかな晴れの日ですね。


さて、毎週木曜日・金曜日、新宿バランガンに
出演させていただいておりますが、
明日、4/27(金)は私事都合によりお休みいたします。

鑑定ご希望の方は、本日、
または来週以降のご予約をお願いしますね^^




2018年4月19日木曜日

恋愛は人を成長させる。

こんにちは。三影🌈です。


少し前に、10年以上前に在籍していた会社の同僚Tさんから、
会って話がしたい、と連絡がありました。

彼女は、私より15歳若く、仕事はたいそう有能で、
美人でスタイルもよい人ですが、
少し思いやりにかける言動や
一方的すぎるコミュニケーション
(相手の話は聞かず、ひたすら自分のことだけしゃべる)
のため、周囲から浮いた状態だったと思います。

当時派遣社員として同じ会社にいたMさんと、
つきあい始めたとは聞いていたのですが、
コミュニケーション面で長続きしなそう、、、
と勝手に思っていました。

私が退社する際もたいしたリアクションはありませんでしたし、
もう会うことはないだろうと思っていました。


それが、10年以上経ってから、まさかの会いたい発言です。

いったいナニ?何があった?

ドキドキしながら会いに行きました。

Tさんは、転職した方がいいかどうか、私に相談したいといいます。

今の会社での業務は、Tさんには役不足ですから、
もっと活躍できるところにステップアップすることをオススメしました。

が、本題はそこではなく、Mさんのことだと察しがつきました。

「Mさんとはどうなったの?」と水を向けると、
堰が切れたように、Mさんとのことを語り始めました。

聞けば、(予想に反して)10年以上つきあったそう。
が、2年前、Tさんが自分や家族の病気で、てんてこまいしている間に
次第に疎遠になっていきました。
最終的な決断は、Mさんは「Tに任せる」と言ったらしいのですが、
Tさんは自分のことで精いっぱい、別れようと伝えました。

それから2年、当時の病気は良くなりましたが、
心がどんどん疲れてきて、些細なことで不安になり、
手が震え、涙が出る状態に。
加えて、会社の業績不振で転職を余儀なくされそうなのに、
「こんな状態で転活なんてできない」
「資格もスキルもない私を雇ってくれるところなんてない」
と、考えてしまうのだそうです。

そこまで弱気のTさんを知りません。
弱みを見せる人ではなかったのです。

「つい空気読まない発言をしちゃって、みんなに不愉快な思いさせちゃう」
など、自分の弱点をさらけだしたりもしました。

時折、「三影さんはどう思いますか?」と、
人に意見を求める姿勢も、以前にはなかったことです。

そして、
「私のことを知ってるのは、親を除けばMさんだけ。
復縁するしないはともかく、転職のこと、相談してみようかなと思います」
と結論を出し、帰っていきました。

(あれ?私に転職の相談しにきたんじゃなかったっけ・・・
ま、いっか)

たいしたアドアイスなどできたように思えませんが
「すごく安心しました。久しぶりにゆっくり眠れそうです」
と、後から丁寧なお礼のメールをくれました。


10年経ったとはいえ、以前のTさんからは想像のつかない
大きな変化を感じました。

Mさんはあっさりした性格なので、
Tさんの細かな弱点にはこだわらず、
Tさんの良くない点は冷静に指摘したのでしょう。

初めて男性とつきあったというTさんは、
Mさんに指摘されたことを、ふだんの周囲の反応と照らし合わせ、
自分を客観的に見ることを覚えたのではないかな。

そして改善しようと努力したのでしょう。
試行錯誤しながらもMさんと長続きさせようと頑張ったのでしょう。

大きく成長できたね、いい恋愛をしたね、と思えました。


後日、Tさんから、
「Mさんとまた会うことになりました。
会って自分の気持ちも整理したいと思います。」

会おうと言ったということは、
MさんもTさんに気持ちを残しているんじゃないかな。


10年かけて積み重ねてきた信頼関係。
ささいなきっかけで距離を置くことになりましたが、
それもまた二人には必要な時間だったのかもしれませんね。

どんな形であれ、二人が幸せになりますように。



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2018年4月12日木曜日

落とし物。

こんにちは。三影🌈です。

ある強風の夜、歩いて帰宅中に、スカーフがバタバタして歩きずらいので外し、
キャリーバッグの持ち手のところに結び付けておきました。

途中振り返って飛ばされずにいることに安堵し、
そのまま帰宅。
エレベーターに乗ったところで、気づきました。
スカーフがない。

探しに行こうか迷いました。

落としただけなら、路上に落ちていそうですが、
私自身吹き飛ばされそうな激しい風ですから、
とっくにどこかに運ばれてしまったことでしょう。
見つけたとしても屋根とか木の上とか、
手の届かないところ。

でも、プレゼントでいただいたものだし、
最善を尽くそう、と決め、
エントランスを出たとたん、
なんと!
目の前の道の上にスカーフがありました。
その瞬間だけ風は止んでいて、
とても不思議な気になりました。

実は帰宅したとき、同じマンションの住民の方が
私の後から続いて歩いていらしたことに気づき、
挨拶していたのです。
マンション前で落としたなら、その方が気づいてくれそうです。

どこかで吹き飛ばされたスカーフが、
私を追いかけて来てくれた??
という気分になり、なんとも愛おしく拾い上げました。
かわいいヤツめ♡
大事にするからね。



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2018年4月6日金曜日

三峯神社。

こんにちは。三影🌈です。


一昨日、三峯神社にお参りしてきました。
数年前に車道が整備され、山頂まで車で行けるようになってから、
パワースポットとしてすっかり有名になりました。
昔は地元の方でさえ、お参りするのは命がけと言われたほど
山深い難所でした。
それでも江戸や上総あたりから参拝する人もいたくらい、
霊験あらたかなお宮です。
実際、随身門をくぐったとたん、空気が変わります。
背筋が自然に伸びます。

パワーをもらえるというよりは、
要らないものを吹き飛ばしてもらえる場所だと思います。

興味深い見どころもたくさんあります。
(敷地内の御仮屋神社というところのコンクリートの階段には、
狼さんのもの?と言われている足跡があります。
また拝殿前の石畳には、ある日突然現れたという龍のお顔が。
etc.)


狼信仰も知れば知るほどおもしろい。
隣接の博物館もオススメです。

機会があったら、ぜひお参りしてみてくださいね。



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直せる癖。

こんにちは。三影🌈です。


先日、知り合いのMちゃん(30代)から、
「三影さんはどんな人が好きなんですか?やっぱりHYDEさんみたいな人ですか?」
と聞かれました。

と、とんでもない!
HYDEさまは雲上人、手が届かない存在だからこそ
安心して憧れていられるのです。
中途半端に手が届きそうだと、
危ないことをしてしまいそうです。

それはともかく、恋愛鑑定で、お客様に
「どんな人が好き?」とお尋ねすることがあります。


ふと思い出したのが、あるお客様の言葉。
「マナーがきちんとしている人。
レストランでの食事のマナーもそうだし、
お店の人に対するマナーも、
悪い人は(恋愛対象となることは)ないなーと思います」

なるほど。
優しい人だとか、主導権とってくれる人だとかの前に、
まず社会人としてきちんとしているかどうかは大事なことかもしれません。

そして連鎖するように思い出したのが、昔の後輩Yちゃん。
Tさんという方と結婚しました。

「最初に会ったとき、食事してお話をしたんですけど、
帰ったらすぐ断ろう(紹介してくれた方に)と思ってたんですよ。
でも、帰り際には次の約束してました。」

実はTさん、食べるときに口を開けて咀嚼音を響かせる方だったそうなのです。
それは、Yちゃんでなくても断りたいと思いますよね。
今だけガマン、と何事もない顔をしてお話していたら、
いつのまにか夢中で自分のことをしゃべっていたんだとか。
とても気持ちよく。
Tさんがたいそう聞き上手だったんですね。

イヤでたまらなかった咀嚼音も途中でまったく気にならなくなったそうです。

しばらくおつきあいをして結婚しましたが、
Yちゃんは、1度目のデートで「この人と結婚したい」と
早々に考えを決めていたといいます。

そして、何回目かのデートのとき、
「お口を開けて食べるのはお行儀が悪いよ」と伝えたそうです。
そのころには信頼関係ができていたのでしょう。
彼も忠告を受け入れてその癖を直したそうです。

数年後、Tさんが実に頼りになる夫であることに、
Yちゃんは改めて気づかされ、
「あのとき、断らなくてよかった」としみじみ語っていました。

イヤだなと思う短所でも、それが直せる癖であれば、
あるいは、それを上回る長所があれば、
なんとかなるかもしれませんよ^^


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